マレーシア航空 MH71 ビジネスクラス搭乗記 成田→クアラルンプール

マレーシア航空のMH71成田発クアラルンプール行きのビジネスクラスに搭乗しました。座席や機内食など、フライトの様子をお伝えします。

マレーシア航空 ビジネスクラスの格安航空券

東南アジア行きのフライトをエクスペディア(Expedia)で何気なく探していたときに、ふとマレーシア航空のビジネスクラスがセール価格で販売されているのに気がつきました。

価格は約11万円。これはマレーシア航空の公式サイトで販売されていたビジネスクラス航空券のセール価格よりも安い価格でした。チケットは残り1枚。この価格でビジネスクラスに乗れる機会もそうそうないと思い、予算外ではありましたが、即決でクアラルンプール経由バンコク行きのフライトを予約しました。

尚、エクスペディアで予約した場合も、マレーシア航空の公式サイトで予約番号と名前を入力すると、事前の座席指定やオンライン・チェックインなどが可能です。

成田空港のサクララウンジを訪問

MH71は22:30に成田空港第2ターミナルを出発します。オンライン・チェックインは済ませていたため、荷物だけカウンターで預けました。仕事が少し長引いてしまったため成田空港第2ターミナルへ到着したのは21時過ぎでしたが、特に問題ありませんでした。

クリスマスもだんだんと近づいてきたため、成田空港にもサンタクロースが。

マレーシア航空のビジネスクラスの場合、JALサクララウンジカンタス空港ラウンジが利用可能だと案内されました。営業時間は、カンタスラウンジが21:30までで、JALサクララウンジが22:00まで。遅くまでやっているJALサクララウンジで少しだけ休憩することにしました。

軽く食事をしましたが、遅い時間だったためラウンジはガラガラでした。サクララウンジでは、マレーシア航空の搭乗アナウンスは流れません。サクララウンジから搭乗ゲートまでは少し距離があったため、21:40過ぎに搭乗ゲートへ向かいました。

マレーシア航空 ビジネスクラスの座席

MH71の機材はA350-900です。ビジネスクラスの座席は、1-2-1の列と1-2-2の列がある変則的な配置となっています。

A350-900のビジネスクラスには、両サイドにテーブルのある一人席が4つだけ存在します。「王様シート」とも呼ばれているらしく、3K 、5K、9K、11Kがその席になります。格安航空券だったためか、座席指定ではビジネスクラス後方の一部の座席しか指定できないようになっていましたが、唯一選択できた9Kにしてみました。

9Kはギャレーやトイレの近くなので人の出入りは多いですが、特に気になりませんでした。座席はフルフラットシートで、ベッドパッド、掛け布団と枕が用意されています。

シートベルトは自動車と同じような3点式でした。人によっては窮屈に感じる方もいるかもしれません。

足元も両サイドも広々としていてゆったりできますが、窓が少し遠いため、外の景色は眺めにくいです。ちなみに、復路では通路側にのみテーブルがある10Aに座りましたが、個室感が強く窓からの景色も眺めやすいため、個人的には9Kよりも10Aのほうが好みでした。

機内エンターテイメントは、英語かマレー語の表示のみになり、日本語は選択できません。コンテンツの豊富さは、他の航空会社と比べるといまいちでした。

座席に着くと、ウェルカムドリンクとおしぼりが配られます。

ノンアルコールドリンクのみでしたが、ジュースの中に見慣れないものがあったため聞いてみたところ、パイナップルジュースをベースにしたシグネチャードリンクとのことだったため、試してみました。

Wau Emasというドリンクで、パンダンシロップ、ライム、炭酸水、ミントがブレンドされており、すっきりした飲み心地です。

スリッパとアメニティは後から配られました。アメニティのポーチは、Aspinal of Londonで、中身はアイマスク、耳栓、歯磨きセット、靴下、リップクリーム等、一般的なものでした。

マレーシア航空 ビジネスクラスの機内食

マレーシア航空のビジネスクラスに登場する場合、機内食はシェフ・オン・コールというサービスを利用できます。事前にメニューをオーダーできるシステムですが、当日オーダーする機内食のメニューとは別物になります。今回は特に惹かれるメニューがなかったため、シェフ・オン・コールは利用しませんでした。

ちなみに、復路ではシェフ・オン・コールでビーフ・レンダンをオーダーしました。当日のメニューも選択肢はたくさんありますので、食べたいメニューがあるときだけシェフ・オン・コールを利用するのが良さそうです。

離陸後しばらくすると、ドリンクと機内食の提供が始まりました。

離陸後のドリンクサービスでは、アルコール類も提供されます。おつまみは、ナッツやドライフルーツがミックスされたものです。

マレーシア航空ビジネスクラスの機内食で最初に必ず出てくるのは、サテーです。チキン、ビーフ、ミックスから選べます。今回は初めてなのでミックスにしましたが、チキンのほうがオススメです。肉は柔らかくてなかなか美味しかったです。

サラダと前菜。かぼちゃのスープです。

メイン料理の名前を忘れてしまいましたが、ココナッツチキンカレーのようなものです。マレーシアっぽい料理を食べたかったのでこれにしました。けっこう辛さはありましたが、美味しくいただきました。

デザートはハーゲンダッツのアイスクリームでした。

クアラルンプール国際空港(KLIA)へ到着

深夜便だったため、機内食を食べたあとは映画はほとんど見ずに、寝て過ごしました。機内では寝たくても寝ることができないタイプなのですが、今回はフルフラットシートだったため、熟睡することができました。

ほぼ定刻どおりにクアラルンプール国際空港(KLIA)へ到着しました。

ビジネスクラスに乗ると機内で快適に過ごせ、飛行機から降りたときの疲労度が全然ないので助かります。