ワット・パクナム|宇宙のような天井画へGrabで簡単アクセス

バンコク一人旅で、宇宙を連想させるカラフルな天井画で日本人観光客に人気のワットパクナムを訪れました。大仏塔への行き方や内部の様子についてご紹介します。

ワット・パクナム|Wat Paknam Phasicharoen

ワットパクナム寺院は、エメラルドに輝く仏塔と天井に描かれた色彩豊かな仏画で知られ、近年は日本人の間でインスタ映えスポットとして大人気となっている寺院です。

正式名称は、ワット・パクナム・パーシーチャルーンです。アユタヤ王朝時代の15〜17世紀に建設されましたが、正確な設立年月は知られていないようです。

ワットパクナムの大仏塔は、前プミポン国王と王妃の生誕72年を祝って建設されたもので、工事は2004年(仏暦2547年)に始まり、8年後の2012年(仏暦2555年)に完成しました。

バンコク美術様式とラーンナー(チェンマイ)美術様式を合わせ持った9段の基壇を持つ四角形の仏塔で、幅52メートル、高さは80メートルあります。また、大仏塔の先端には、約100キロの金を使って作られた宝珠が取り付けられています。

ワット・パクナムへのアクセス|Grabがおすすめ

ワットパクナムは、バンコク中心部から西へ少し離れた場所に位置していますが、遠く離れているわけではありませんので、一人旅や個人旅行の方でも簡単にアクセス可能です。


行き方は、電車と車を使って行く方法と、車で直接行く方法が一般的です。

①電車と車で行く場合

BTSシーロム線に乗って、タラートプルー(Talat Phlu)駅へ行き、そこからタクシー/Grabまたはソンテウに乗ってワットパクナムまで行くことができます。
ウタカート(Wutthakat)駅からもアクセス可能です。

2つの駅から徒歩で行くことも可能ですが、20〜25分かかります。暑いバンコクで20分以上歩くのは辛いと思いますので、基本的におすすめしません。

②車で直接行く場合

ホテルからタクシーまたはGrabで直接アクセスするのが一番簡単な行き方です。料金が事前に分かるのでボッタクリに遭う可能性がない、行き先も事前に指定するので言葉が伝わらない心配をしなくていいという理由から、Grabを強くおすすめします。

今回は、バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン(Bangkok Marriott Hotel The Surawongse)に宿泊していたのですが、ホテルのすぐ近くに電車の駅がなかったこともあり、Grabで直接向かうことにしました。

ホテルからワットパクナムまでのGrabの料金は500円ほどでした。土曜日朝9時過ぎに乗車したのですが、約40分で到着しました。ちなみに、帰りはバンコクの悪名高い渋滞にところどころハマってしまったため、1時間近くかかりました。

降車場所で車を降りると目の前にトンネルがありますので、そのトンネルを通り抜けます。

上の写真はトンネルを抜けた場所から降車場所を振り返ったものです。トンネルを抜けて右へ曲がりしばらく歩くと、目の前に屋台が並んでいるのが見えてきます。

屋台の手前脇に「緑ガラス仏塔」と日本語で書かれた案内図が見えてきますので、左へ曲がります。

そのまま約50メートル進むと、白い大仏塔の入り口へ到着です。

ワット・パクナム大仏塔の内部

ワットパクナムの大仏塔には無料で入ることができます。靴を脱ぎ、階段を上って2階の入口から入ります。土日は1階の博物館からエレベーターで上がることも可能です。

2階はセレモニーホールになっています。

前プミポン国王です。

階段で上の階へ移動します。3階は博物館になっています。

4階はメモリアルホールにです。タイの高名な僧侶であったルアンポーソッド師の金製仏像が鎮座しています。

ワットパクナムの大仏塔内部では、至る所でさまざまなデザインの団扇のようなものを目にしました。タラパットという名前で、宗教儀式で使われる道具だそうです。

エメラルドグリーンのガラス仏塔と天井画

ワットパクナム大仏塔の最上階である5階にあるのが、エメラルド色に輝くガラスの仏塔です。ドーム状の天井には、色鮮やかな仏画が広がっています。4本の金色の柱も美しく装飾されています。

宇宙を連想させるような天井画が、他の寺院にはない独特で神秘的な空間を創り出しています。写真は何度も目にしていましたが、やはり実物は何倍も綺麗です。

地元の方もお参りに来てましたが、観光客と思われる拝観者はほとんどが日本人でした。

エメラルドのガラス仏塔がある5階は外のテラスへ出られるようになっています。バンコク中心部とは違った景色を見渡すことができます。

ワット・パクナムのすぐ近くには、ワット・クンチャン(Wat Khun Chan)という別の寺院もあります。今回は行きませんでしたが、ちょっと変わった表情をしたカラフルな仏像たちが見られるようですので、時間のある方は一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。